FIREとは?自分だけのセミリタイアを見つける!

考える男

みなさんは「FIRE」という言葉をご存知でしょうか。

FIREとは、「Financial:経済」「Independence:自立」「Retire:退職」「Early:早期」の頭文字を取ってFIREと言います。

サラリーマンとして組織に依存して働いていた自分から、事業、運用などの経済的な自立を果たして早期に退職する、いわゆるセミリタイアとも言います。

早期退職と言っても一昔前の引退とは違う形の新しい形のセミリタイア、現代ならではのセミリタイアの形を作ることがちょっとしたブームになっています。

このFIREは非常に興味深い生き方なので、人生にこのような設計方法があったのか?!と各自将来の人生設計の参考にもなるとも思います。

ではさっそく、FIREについて詳しく解説していきたいと思います。

【FIRE(セミリタイア)】退職後の理想の生活とは

今現在、サラリーマンをされている方はいろいろな制約、我慢の中で生活をされている事でしょう。

  • 時間的な制約
  • 基本的に自分の時間を切り売り、投資してお給料を貰っているので、自由な時間は限られているでしょう。

    残業や休日出勤など命じられたものなら自分の時間など皆無に等しくなります。

  • 複雑な人間関係
  • 上司、部下、お客様などなど自分の思い通りならない人間関係の中で仕事をしていくことは大きなストレスになります。

これだけ自分の時間を切り売りし、ストレスを抱えながら働いているにも関わらず、サラリーマンとしての収入には限界があります。

次に、退職後の生活について考えてみたいと思います。

  • お金の心配がない生活
  • やりたくない仕事をしなくていい状態
  • 嫌な人と関わることなく、自分の好きな人とだけ関われる生活
  • 時間ややりがいに重きを置いた生活
  • 生活の為の仕事からやりがいのある仕事へのシフトチェンジ

自分の人生の中の多大な時間を使い、ストレスを感じながら仕事をしている者にとってみれば幸せな生き方ですね。

しかし、この様な人生を若いうちから手に入れる事も夢ではないのです。
次は、セミリタイアいついて、具体的な事例をあげて説明していきますね。

【FIRE(セミリタイア)】具体的な事例

FIREのムーブメントが起きたのはアメリカからです。

いま、一部のミレニアム世代から支持を集めており、かいつまんで言えば経済的に自立、独立して早期退職し、若いうちから時間から解放された自由な生き方をする事です。

火付け役はフォーブスでも紹介されたピートアデニーという人で、この人はエンジニアとして奥様と共働きをしていました。

2005年30歳になる手前で退職をして、再就職をせずにリタイア、FIREしたというのです。

この夫婦は共働きで、各6万7000ドル(約700万円)のエンジニアの仕事をしながら、無駄遣いせずに貯蓄をし、資産として

  • 自宅 20万ドル(2100万円)
  • 株式 60万ドル(6300万円)
  • を形成した(資産を作った)時に会社を辞めたというのです。

    日本の平均寿命で考えると老後が55年あります。
    それを聞いた皆さんは生活費どうするの?と考えられたと思います。

    その後の生活費ですが、株の配当を生活費に充てているのです。

    60万ドルの4%、年間約2万4000ドル(250万円)の不労所得で生活しているのです。月々2000ドル(21万円)になります。

    思ったより少ないでしょうか?多いでしょうか?

    これだけあれば十分に生活できるよと思った方もいるかもしれません。
    (※上記レートは1ドル約105円で資産)

    このピートご夫妻の場合は金銭的な贅沢よりも、時間の自由を重要視した生き方と言えるでしょう。この二人の凄いところは、お金持ちでも何でもないのに、日本人の我々でも実現可能な状況で、FIRE、セミリタイアを実現してしまった所です。

    上記に挙げた収入と資産の数字から考えますと、夫婦共働きのダブルインカムで、年間収入1400万円、生活費を300万円に切り詰めて1100万円を貯蓄にまわす。

    「1100万円×8年=8,800万円」それを実現してしまったわけです。

    ちなみに、支出を抑える三大条件は下記の通りになります。

    • 家賃を抑える
    • 支出を抑える
    • 車は持たない

    これを実行することは、想像するほど難くありません。
    では次にFIRE後の生活について考えてみましょう。

    【FIRE(セミリタイア)】早期職後の生活について

    FIREとはセミリタイアなので、経済的に自由な状態であると言えるでしょう。では、経済的自由とは幾ら持っている状態の事か?

    それは「資産所得>生活費」の状態の事を言うのです。

    資産からの収入が生活費を上回った時点で理論上は自由と見做せます。労働しなくても生きていける状態だからです。

    ここまで見て頂いて、驚きの事実だと思うのですが、その後どのようにして生活していくのか?について考えてみましょう。

    資産の一つである住宅をすでに購入してしまっている事で、今後家賃はかかってきません。

    不動産に対する考え方、価値はアメリカと日本では違うので同様にはとらえられないのですが(アメリカでは不動産は資産価値が年を追うごとに増えていくもの)、今後は人生最大の支出である家賃、もしくは住宅ローンがかからない状態を達成しています。

    次に、生活費を株式からの配当で賄うことが出来る状態にしています。

    この2つ事項の達成がピート夫妻がFIREできた要素なのですが、最大のポイントは、資産6300万円の株式からの利回り4%、年間250万円の生活費を得ているというところです。

    これからFIREについて考える場合、この利回り4%というのが重要なポイントになるので、詳しく話していきます。

    ポイント①:利回り

    この利回り4%という数字を覚えて欲しいのですが、年利4%を得るという事は、割と現実的な事なのです。

    そうした場合、『年間支出の25倍の資産を築く事が出来れば、年利4%の運用益で生活費を賄える』という考え方です。

    アメリカの場合は「S&P500」が年利平均7%なので、そこからインフレ率の3%と引いて4%と算出しています。日本の場合は、アメリカほどのインフレ率が無いので、実質的にもっと高い利回りになります。

    では次にどうやって年間支出の25倍の資産を早く作るのか?について考えてみましょう。

    ポイント②:給与所得

    給与所得だけで8000万円以上の資産形成考えると、そこそこ高い年収でないと難しいでしょう。

    ピート夫妻も各自700万円ありました。

    日本で実現するには商社、金融、IT企業といった業界でしょうか。それ以外の人は、転職、またはキャリアアップを考える必要があるでしょう。

    そして、

  • 事業所得を組み合わせる(副業、小規模の起業)
  • 夫婦、ダブルインカムで稼ぐ
  • 節約をする(大きな支出を避ける、車など)
  • 固定費を下げる
  • など、このように日々の生活を見直し、資産を貯めながら同時に投資を行なっていくのです。貯めている間にもお金でお金を増やしていくのです。

    これだけ見ると、ピート夫妻の資産6300万円はハードルが高いようにかんじるかもしれませんが、FIRE後の各自の生活はいろいろな形が考えられ、すべて資産所得だけで賄う必要はないのです。

    たとえば週に2回だけ働いて月に8万円得られるとしましょう。

    そうすると年間96万円の収入になります、要するに「資産所得+給与や事業>生活費」という形でも良いのです。

    自分の大きな負担にならない範囲で働き、多少補充することによってセミリタイアに近い生活様式を作ることも可能なのです。

    出来るだけ自分の理想とする自由な時間のある人生に近づけるという考え方が大切なのです。

    【FIRE(セミリタイア)】まとめ

    最後にもう一つのRIFEの重要ポイントは、『最低限の生活コストを下げれば下げるほど早期リタイアにつながる』という事です。

    今必要としている固定費を考えてみて下さい。

  • 電話のキャリアを替えると固定費は下がるか?
  • 〇〇を我慢すればもう少し投資にまわせられるのではないか?
  • 車は本当に必要か?必要な場合はカーシェア、タクシーでも良いのではないか?
  • などなどです。

    今まで20万円かかっていた固定費をストレスなく15万円にすることができれば、年間60万円の余剰資金が出来ることになります。

    ここで覚えておいて欲しいことは、『自分の良いと思える生活バランスラインを判断する』という事です。

    日本でバリバリ働く20代、30代の皆さんにはこのピートさんのセミリタイアの話は目から鱗だったかもしれません。

    人生の過ごし方、価値を見出す事柄、何を目標にするのかなどは人それぞれです。幸せの形も違うでしょう。しかし、多くの人にとっての自由な時間は心の豊かさにつながるものだと思います。

    少し視点と考え方を変えてみると、今ある人生ももっと楽しくなるかもしれません。
    この機会に「FIRE」について考えてみてはいかがでしょうか。


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