今さら聞けない「海外投資」の始め方! メリット&デメリットを詳しく解説!

近年、日本の投資家の間で注目度が高い投資先が『海外投資』です。

彼らは何故、国内ではなく『海外』を投資先に選ぶのでしょうか?

今回の記事では、いまさら聞けない『海外投資ってなに?』という内容から、海外投資の具体的な種類、どんなメリットやデメリットがあるのか、わかりやすく、ご紹介していきたいと思います。

ぜひ、これから海外投資を始めようと考えている方の参考になればと思います。

海外投資とは?

海外投資とは、国内以外の金融商品に投資することです。

そもそも、金融商品というのは、国内だけでなく、世界中に数多く存在しています。

アメリカやヨーロッパ、インドや中国と、個人投資家でも始めやすい投資先も多く、国内よりも利回りが良かったり、税率が低かったり、手数料が安かったりと、多くのメリットが存在します。

では、実際、どのように海外投資は始められるのでしょうか?

国内で海外金融商品を扱っている銀行や証券会社を利用する

一番簡単な方法は、国内で海外の金融商品を取り扱っている銀行や証券会社を利用することです。

全ての手続きや説明などが、日本語でしてもらえるので、日本人にとってはハードルが低く、さらに付け加えるのであれば、日本の法律の元で保護されているので、安心して利用出来るのが特徴です。

ただし、金融庁などが許可した金融商品しか、国内で販売ができないため、後述する『海外で購入する金融商品』と比べると種類が限られています。

また、普通は、海外投資で得た利益は国内での確定申告が必要になりますが、国内の証券会社に『特定口座』というものを開設することで、海外投資で得た利益が自動で源泉徴収され、確定申告が不要になるケースもあります。
※特定口座は、証券会社が1年間の損益を計算して年間取引報告書を作成するものです。

国外で海外金融商品を購入する

海外で外国の金融機関を利用して、金融商品を購入するパターンです。

最大のメリットは、前述した国内の場合と違って、基本的に何の制約もなく、自由に、幅広い海外金融商品が購入可能になるということです。

日本での金融商品に対する規制は、昔と比べると大分マシになっているそうですが、それでも、金融庁が厳しく制限していて、金融庁に登録されている一部の商品しか購入でません。

つまり、多くの海外金融商品が国内での販売が禁止されているため、国内で購入することができない、ということです。

また、海外の金融商品は国内の金融機関を利用する場合と比べても、手数料が安かったりします。

ですが、デメリットとして言えるのは、口座開設などの契約、サポートがほとんど外国語になってしまうということです。

もちろん、一部では、日本語のサポートをしてくれている金融機関もありますが、ほとんどは外国語だと思ってください。

ただ、今はインターネットで、どのように口座開設を進めたらいいかなどを画像付きで、詳しく説明してくれているサイトもあったりしますので、まずは、そういったハードルの低いところから始めていくのもいいでしょう。

海外投資のメリットは?

海外投資メリット
では、ここで、既出のものも含みますが、海外投資のメリットをご紹介します。

金融商品の種類が豊富

海外の金融商品も投資先に選べるようになるので、国内だけでは考えられないぐらい、投資の選択肢が増えます。

そして、先述した通り、日本国内の海外金融商品に対する規制が厳しいため、国内にはない、魅力的な金融商品が幅広く存在します。

なので、もしあなたが、日本の金融機関の取り扱い商品が物足りないと感じるのであれば、ぜひ一度、海外の金融機関を覗いてみてください。

魅力的な投資商品と出会える可能性は高くなるでしょう。

利回りが高い

海外投資は、一般的に日本国内の投資よりも高いリターンがあり、国内投資と比べて高い利回りの金融商品が数多く存在します。

日本は少子化問題や現在の財政から考えても、投資をしてもなかなか大きな利回りが期待できないのが、現状です。

というのも、この利回りというのは各国のGDPの成長率や、新興国などの経済成長によって変動するからです。

先進国であれば、やはりアメリカも注目すべきですし、新興国であれば、中国やブラジル、東南アジアなどを狙っていくのも良いと言われています。

分散投資でリスクを回避

仮に、海外投資が国内投資とまったく同じ利回りだったとしても、海外投資を行った方が良い。と言われるのには、ちゃんと理由があります。

それは、分散投資によるリスク回避です。

例えば、多くの日本人が、自身の全財産を日本国内に集中させている人がほとんどですが、もしも、明日突然「日本円」に何の価値もなくなったどうしますか?

今のは、極端な例ですが、日本円の価値が今後どうなっていくかは、誰にも分かりません。

だから、日本円以外の投資先、例えば米ドルに資産を分散しておけば、日本円に何かあった時でも、米ドルは無事なので、全てを失う。というリスクが回避できるわけです。

日本円に限らず、1つの国に資産を集中させないで、いろんな国に資産を分散しておくことが投資をする上で大切な考え方です。

現在の日本の財政状況を考えれば、日本円だけでは不安なのは、誰の目にも明らかです。

海外投資のデメリットは?

海外投資デメリット
では、ここからは、海外投資のデメリットをご紹介します。

為替変動のリスク

実は、海外投資で一番注意しなければならないのが「為替変動のリスク」です。

海外投資は、投資先の国の通貨で行うことがほとんどです。

つまり、アメリカに投資するなら日本円を米ドルに両替して投資を行うことになるので、為替に変動があれば、その影響を受けて、資産が減ってしまうリスクもあるわけです。

例えば、1ドル100円の時に、10万円を米ドルに変えると1000ドルです。

ですが、これを1ドル70円の時に、円に両替すると同じ1000ドルであっても、7万円しか返ってこなくなります。

為替リスクによって3万円も損失が出てしまった、というわけです。

ですが、これはデメリットの側面もありますが、利益に転じてメリットになる場合もあります。

同じ条件で、1ドル120円になった時に、この1000ドルを円に両替できれば、12万円も返ってくるので、プラス2万円の利益(為替差益)になります。

なので正確には、完全なデメリット、というわけではありません。

カントリーリスク

投資先の国で、戦争や、予期しない経済・政治的な問題が発生すると、その国の株や債権が暴落してしまうことがあります。

こういった現象を「カントリーリスク」と呼びます。

なので、そういったリスクは、投資先を選定する時に、しっかりと下調べをしておくか、あるいは、比較的にそういったリスクの少なそうな国を選ぶことで避けることが可能です。

いずれにせよ、海外の政治・経済情勢についてしっかり把握しておくことが海外投資を行う上で必須といえます。

海外投資の種類は?

海外投資種類
これまでに海外投資のメリットとして、たくさんの金融商品がある。という風にご紹介させていただきましたが、ここからは具体的にどんな商品があるのか、ご紹介していきます。

比較的にハードルの低いものを厳選してご紹介するので、ぜひご参考にしていただければ幸です。

外貨預金

海外投資で、もっともポピュラーな投資が「外貨預金」です。

日本国内にある銀行や外国銀行の日本拠点などで口座を開設し、ドルやユーロなど、他国の通貨で預金するというシンプルな投資方法です。

利益の生み出し方としては、外国通貨の高金利を狙ったり、為替変動による利益(外貨を日本円に換金した時の為替差益)を狙っていきます。

ただし、為替変動による利益を狙うと書きましたが、当然、前述した為替変動のリスクによって結果的に損することもあります。

また、両替のさいには「為替手数料」というのも必要になりますので、事前にどれくらい手数料にかかるかは調べておいた方がいいでしょう。

海外投資信託

投資信託とは「たくさんの投資家から集めたお金を、投資のプロがまとめて、株式や債券などに投資・運用する仕組みの金融商品」であり、それによって得た利益を出資した投資家で分配するものです。

海外投資信託は、その海外版で、投資先が海外の複数の株式や債券などを組み込んだ金融商品です。

ですが、ひとくちに海外投資信託と言っても種類があるので、いくつかご紹介します。

    ▼海外ETF・・・海外にある取引所で上場している投資信託。
    ※上場とは、取引所や証券会社で、商品が買えるようになること。
  • 日本国内よりも規模が大きく、銘柄の種類が豊富。
  • 購入価格は、リアルタイムに変動する市場価格である。
  • 信託報酬が低い。
  • ※信託報酬とは、投資信託を保有している間にかかる手数料で、運用会社が投資信託を顧客に代わって運用するために、運用代行費用として徴収しているものです。

    ▼外貨MMF・・・外国の通貨で公社債に投資をする投資信託。
  • 海外の安全性の高い債券(格付けの高い国債や社債)で運用される。
  • そのためリスクが比較的に低い。
  • 購入価格は、1日1回決まる基準価格となり、価格変動がない。

どちらも同じ投資信託であることには間違いありませんが、投資できる対象がかなり違っているため、ETFを選んだとしても、さらにその中からまた銘柄を選んだりと、選んだものによる善し悪しも発生してくるので、一概にMMF、ETFどちらがオススメとは言えません。

さらには、ここで紹介したMMF、ETFは、投資信託の分類の一部に過ぎないので、これ以外にもまだまだあり、残念ながらここに書ききれないので、興味がある方は、ぜひ、調べてみてください。

海外国債

国債とは、国が発行している債券で、投資家は国にお金を貸して、その見返りとして利息の受け取りをするタイプの投資で、満期になれば、貸したお金である元本が戻ってきます。

日本でも国債を発行していますが、海外の国債に投資するとどんなメリットがあるのでしょうか?

主なメリットは、国を相手にした投資なので、低リスクで運用できること。それこそ国が破綻したり、よほど情勢が不安定な新興国などを選ばない限りは安全と言えます。

つまり、海外国債で利益を生み出せるかどうかは、その国の経済や情勢で、左右されるわけです。

最悪のシナリオとしては、国が破綻した場合、投資したお金が返ってこないこと。

これは先述した「カントリーリスク」というものです。

なので、投資先の国はしっかりと情報収集をしておくのは必須です。

そして、投資先に選ぶ国が「新興国」「先進国」で、利回りの高さも変わってきますので、このポイントも事前に確認しておきましょう。

「新興国」は利回りが高いですが、それだけ情勢的にリスクが高かったりするので、あまりオススメはできません。

ただし、情勢というのは「先進国」であっても常に変動しているものなので、安易に「先進国だから大丈夫!」という甘い認識にならないように注意しましょう!

外国為替証拠金取引 FX

こちらも海外投資では、かなり有名でメジャーな投資方法で、為替の差益分で利益を生み出していく投資スタイルです。

為替リスクのところでご説明した「利益に転じた場合」を積極的に狙っていく投資方法で、このFXでもっとも特徴的なのが「レバレッジ」と言われる制度です。

これは、自分が持っている資金額以上の大きな金額で取引が行えるというもの。

つまり、あなたが10万円しか持っていなくても、100万円分の取引ができてしまう制度なのです。

なので、仮に口座に10万円しか入っていなくても「レバレッジ」を効かせることで100万円以上の取引が可能で、為替差益が出せれば100万円で取引した場合の利益が手に入ってしまうわけです。

なんとも魅力的な話ですが、実は逆のパターンもありえるのです。

損失が発生した場合、100万円で取引した場合の損失を被ってしまうというリスクもあります。

ですが、しっかりと負けた時に備え、事前に「いくら負けたら取引を止める(損切り)」という設定ができるようになっているので、必ずこの設定をしておきましょう。

そうすれば、かなりリスクを管理しながら安全に取引が可能になります。

まとめ

海外投資まとめ
今回は、海外投資とは?という話から、海外投資には、どういった種類の商品があり、どんなリスクとデメリットがあるかをご紹介させていただきました。

ですが、ここでご紹介したのは、海外投資のほんの一部。

ここで紹介したもの以外でも「海外不動産投資」「外国籍投資信託」「外国株式」など、様々なものがりますが、あくまで今回は初心者でも取り組みやすい、ハードルの低いものをピックアップしました。

興味があれば、ぜひご自身で他の海外投資も調べてみてくださいね!

現在の日本国内の経済状況というのは、決して良いとは言えません。

だからこそ、今、海外投資というのが注目されています。

これから、ますます円という通貨だけに頼らない、外貨による分散投資の必要性が、強くなってくると思うので、あなたも今の円だけの預金に不安があるのであれば、ぜひ、海外投資も視野に入れて投資を行ってみてくださいね!