個人事業主として日々お仕事に励んでいる、そこのあなたへ質問があります。
個人事業主という働き方は、自由で楽なものでしょうか?
はじめは、自分の好きを仕事にしたり、会社に属せず独立したり、自分の生活に合った働き方をしたい、と夢見たものの、現実は甘くなかった。
もしかしたら、そんなふうに感じている人も多いのではないでしょうか。
周りからも「自由でいいね」と言われがちな個人事業主ですが、実際は完全歩合制で働かなければお金が入ってこない、自転車操業に近い状態で苦しい、そんな思いをしている人も多くいらっしゃいます。
そこで今回の記事では、個人事業主が安定した生活を実現するために、ぜひとも押さえておきたい資産運用方法についてご紹介していきます。
あなたの家族や人生を守り、より充実した生活を送るためにも、今回の記事を最後までご覧くださいね。
目次
個人事業主の現状
まずは投資を始める前に、個人事業主の投資環境について見ていきましょう。
個人事業主が投資をする際に注意しておかなければいけないポイントは、「高額の資金の準備はハードルが高い」「お金の管理をすべて自力で行う必要がある」この2つになります。
高額の資金の準備はハードルが高い
まず1つ目は、投資資金の準備についてです。
会社に属しているサラリーマンの場合は、ある程度の年収があればローンや融資を受けるのが簡単ですが、個人事業主はそのハードルが一気に上がります。
その理由としては、売上が収入に直結する個人事業主は、毎月一定額の収入が入ってくるというわけではないので、銀行から融資を受けられない場合もあります。
そのため不動産投資や海外投資など、自分の資産を超える高額な資金を必要とする投資は、会社勤めのサラリーマンに比べるとハードルが高くなるでしょう。
お金の管理をすべて自力で行う必要がある
そして、2つ目はお金の管理についてです。
個人事業主になると、会社の収支報告や個人の確定申告など、お金周りの管理を自分で行わなければなりません。
しっかりとお金の管理ができないと、気づかないうちに投資の軍資金以外に手を出してしまったり、申告に間違いで税務署とのトラブルに発展したりする可能性があります。
お金の管理を怠らないためにも口座を分けたり、税理士に相談したりと厳重に管理をしていきましょう。
個人事業主にオススメの資産運用方法
ここからは、個人事業主にオススメの資産運用方法について解説していきます。
以前のセクションでお伝えした気をつけるべきポイントなどから、個人事業主に適切なの資産運用方法は「余剰資金(生活に無理がない)で運用できる」「安定性が高い」「時間的な制約が少ない」この3つの条件を満たすものです。
それでは、この条件に合致している投資対象をご紹介していきますね。
iDeCo
自身の所得から毎月一定額を保険や投資信託、定期預金に投資して運用できる、今注目の積立投資(個人型確定拠出年金)です。
国の年金と違い、自身のお金を積み立て、その金額をそのまま将来受け取れるため、年金問題が浮き彫りになっている近年、急速に人気が高まっている投資です。
大きなリターンこそ無いものの節税効果があるため、資産運用の一環として取り組んでいる方も多いようです。
NISA
正式には「少額投資非課税制度」と呼ばれる、規定の投資で獲られた利益を非課税にできる制度で2014年から施行されています。
ここで注意すべきなのは、「NISA」と「つみたてNISA」で非課税となる上限額と期間が異なるということです。
自分に合っているのはどちらなのか、しっかり確認しましょう。
投資信託
投資信託とは、一定額をファンドマネージャーと呼ばれる資産運用の専門家が株式や債券などで資金を運用していき、その成果が投資額に応じて分配される金融商品です。
iDeCoやNISAとは違い、運用の成果によって大きなリターンを得られる場合もありますが、ファンドマネージャーが運用を失敗すると、損失となる可能性があります。
そのため、複数の資産運用と並行しながら取り組むと良いでしょう。
個人向け国債
国が発行している債券を購入することで、それに応じた利子を受け取れる資産運用です。
1万円単位から投資できることや、国が倒産しない限り元本割れがないので、投資額よりもマイナスになることはありません。
ただ、こちらもリスクが小さい分リターンが少ないので、複数の投資と併用して運用すると良いでしょう。
まとめ
さて、今回の記事のポイントをまとめると、
ぜひこれらのポイントを意識しながら、資産運用をはじめてみてくださいね。
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