ほとんどの人が、「仕事に縛られない生活をしたい」と、早期リタイアを考えたことがあると思います。
早期リタイアをして自由に暮らす生き方は、海外でも注目されており、これを「FIRE」(Financial Independence, Retire Early)と言います。
今や決して夢ではない早期リタイアですが、当記事では、具体的にどのような準備が必要なのかをお伝えしていきます。
目次
早期リタイアに必要な資金や貯金
まずは、50歳までに早期リタイアをするにあたって、必要な資金を確認しましょう。
結論から言うと、早期リタイアをするためには1億2000万円が必要と言われています。
子どもがすでに親元を離れていると仮定し計算すると、ご夫婦の月の平均支出は26万円、年間で換算すると約300万円、40年では1億2000万円と算出されています。
早期リタイアには資産運用が必要不可欠
実際に、早期リタイアに必要な資金を確認すると、「自分には届かない世界だな…」と諦めてしまう人もいるかもしれません。
確かに、サラリーマンの収入だけでこの額を貯蓄するには相当な年月が掛かり難しいですが、早期リタイアをしている人は、基本的に収入の柱を複数持っています。
つまり、本業の収入の他に、資産運用をして収入源を増やしているケースが多いのです。
資産運用は、数万円から始められるだけでなく、誰でも取り組めるので、早い段階でその重要性に気づくことが重要です。
また、株式や投資信託、FX、国債、太陽光発電投資、不動産投資など様々で、必要資金やリターンなども異なります。
代表的な資産運用の特徴について、こちらの記事を参考にしてください。
最新版!低資金から始められるおすすめ資産運用10選!早期リタイアのメリット
早期リタイアの最大のメリットは、自由な時間を確保できることでしょう。
仕事をしている人は、基本的に週5日は働いていますので、好きなことをして生活できているという実感はあまりないと思います。(もちろん、仕事が生きがいという人もいますが。)
ですが、早期リタイアができれば、自分の好きなことはもちろん、家族や友人、大切な人との時間を気兼ねなく確保することができます。
多くの人が理想とする人生を手にできる、といっても過言ではないのです。
早期リタイアにおける3つの注意点
対して、早期リタイアには3つの注意点があります。
- 社会的信用がなくなる
- 資金管理は徹底する必要がある
- 安定した収入はなくなる
社会的信用がなくなる
早期リタイアをすると、「無職」となりますので、社会的信用はなくなります。
具体的には、クレジットカードを作ったり、車や住宅ローンを組むといったことが制限される可能性もありますので、特に大きな買い物はリタイア前に済ませておくといいでしょう。
資金管理を徹底する
先ほど、40年間で1億2000万円の資金が必要とお伝えしました。
これはあくまで、毎月約26万円の支出を考えて算出した金額ですので、それ以上の支出額が続けば、もっと早く資金は底をついてしまいます。
そうならないためにも、資金管理は日頃から徹底することが必要です。
仕事をしていた頃と同じ金銭感覚だと、思わぬスピードで資金が減ってしまうこともありますので、計画的に資産を管理していきましょう。
安定した収入はなくなる
職に就いている時はあまり恩恵を感じませんが、安定した収入というのは、安心感をもたらしてくれます。
収入がなくなることで、ストレスになってしまい、再就職するという人も多いので、早期リタイアのタイミングは重要なのです。
資産運用である程度収入の形を作ってから、リタイアすることが望ましいといえるでしょう。
まとめ
早期リタイアは憧れの部分に目がいきがちですが、裏にはしっかりとした資産管理が必要となります。
いずれにしても、早期リタイアに必要なことは資産運用です。
資産運用をしっかり学び、将来の豊かな生活を実現するために、今のうちから準備していきましょう。