近年、経済状況の悪化などで「自分で稼ぐ力」を身につけるために、その方法について考える機会が多いのではないでしょうか。
その一つの方法として、資産運用が挙げられますが、そもそも「資産運用とは?」と感じている方も多いはずです。
そこで、今回は、根本的に資産運用とはどういったものなのかということについて、具体的に検討していきたいと思います。
目次
資産運用とは何なのか
資産運用と言うとお金がある方がするものというイメージや、株式投資やFX、最近では仮想通貨の投資や不動産投資などを思い浮かべる方もいるかもしれません。お金がない人には関係ない、自分は一生無縁と考える方もいるかもしれません。
ですが、資産を殖やすのはもちろん、資産を維持していくこと、資産を作り出すことは、生活していくうえや人生設計を理想的なものにしていくことで誰にでも関係してくることです。
お金持ちだけでなく必要となる手段
確かに毎日の生活で精一杯で生活費が収入ギリギリという方や、借金の方が多いという方もいるかもしれません。
ですが、多くの方は将来の結婚やマイホーム取得、子育てのための資金を作りたいと考え、老後に向けて生活資金や医療費、介護費用などを貯めておかなければと思うことでしょう。そうした人生を送っていくうえで必要となる資金をいかに貯めて、効率よく増やしていくかを考え、実践するのが資産運用というものです。
借金生活からの脱却を目指すことも広い意味では資産運用ですし、金利情勢によっては、あえて借金をすることで資産を形成する高度なテクニックもあります。
【初心者必見】資産運用に関する基礎用語17選を紹介資産運用の目的
資産運用の目的は人によっても様々なことが考えられますが、大きく言えば、人生設計において必要となる資金をいかに効率よく殖やし、安全に守っていくのかということです。
思い描く人生をライフプランと定義すれば、そのライフプランを実現するうえで必要となる資金を必要な時期に用意できるよう、計画的かつ戦略的に運用していくことと言えるでしょう。
資産運用をする目的を定めよう
資産運用をする目的は様々なことが考えられますが、大きく言えば、ご自身が思い描く人生のプランを実現できるように必要な時期に必要な金額が準備できるようにすることです。
まずはライフプランを作成して、今後の人生設計を考えるとともに、そのプラン上の細かな目的を明確化し、いつ、いくら必要になるのかを検討しましょう。
将来のために
とにかくお金を殖やして億万長者になりたい、そうすれば何でもできるし働かなくても済むなどと考える方もいるかもしれません。そういった方はわずかな資金を使って、今話題の仮想通貨などに投資したりする方もいるでしょう。
ですが、本来の資産運用はお金を殖やしてから使う目的を考えることや、それに合わせた派手な生活をするのではなく、目的を設定してそれに近づくために行っていく手段です。
お金持ちになるのが夢や目標であるのであれば、やみくもに成り行き次第で賭け事をするのではなく、いつまでにいくら貯めるという目標を定め、それに向けてどういう投資をすればいいのかを考えるのであれば、適正な資産運用ということができるでしょう。
短期での目標設定
人生設計を描くライフプランにおいては、目標は1つではなく、一定期間ごとにいくつもの目標が設定されるはずです。
たとえば、10代の方であれば、1年後に留学をするために100万円を貯めたいと目標を立て、そのためにどうすればいいかを考えます。ご両親がこれまで積み立ててくれていたお金を元手に留学先で為替リスクなしに使える外貨預金で運用する、アルバイトで稼いだお金を毎月3万円ずつ積立定期にするといったことが考えられます。
20代の方であれば、3年後に結婚することを目指して結婚式の費用と新居に引っ越す費用として200万円を貯めるといった目標を設定し、現在の元手と3年間に貯められる資金をもとに3年後に200万円が得られるよう運用していくということになるでしょう。
中期での目標設定
中期では、たとえば、30代の方が10年後までにマイホームの取得に必要な自己資金として500万円を貯めるという目標や、お子様が生まれたことをキッカケに高校に進学する年齢までに100万円、大学に進学するまでに200万円貯めるといった教育資金を貯める目標などを設定します。
短期での目標設定と異なり、10年や15年といった期間がありますので、中期で殖やしていける手段を検討することになります。短期の場合、1年後に必要となる
資金を値動きの激しい株式で運用したとしたらどうなるでしょうか。
もしかしたら、大きく値下がりしてしまい、価格が戻らず、ようやく100万円の目標に届きそうだったのに80万円に目減りしたまま、必要な時期までに戻らないかもしれません。
一方、10年という期間があれば、一時的に値下がりしても挽回する機会がありえます。
また、全てを株式のようなハイリスク、ハイリターンの資産で運用するのではなく、定期預金や期間がちょうど10年の国債などを利用することで予定の時期に目標額が達成できる可能性もあります。
目標に定めた金額を目標時期までに得るために、どのような手段でいかに殖やしていくかの金融商品選びや資産配分、売買の時期などを考えていくのが、資産運用の醍醐味です。
長期での目標設定
長期での目標設定の代表と言えば、老後資金です。
かつては子育てを終えて、定年退職を迎える頃になって短期や中期で始める方が大半でしたが、最近は公的年金の不安もあり、20代で入社したばかりの社会人から始める方も少なくありません。老後に必要となる資金は3000万円とも言われていますが、若いうちから毎月コツコツと積み立てていくことで、必要な額に届くことが期待できます。
手段としては個人年金保険や変額保険、外貨保険を始め、確定拠出年金や定期預金、養老保険や投資信託など様々なことが考えられます。長期ですので、多少の価格変動があっても挽回でき、将来的には殖やせる可能性があるため、運用資金の一部を株式などの価格変動の大きな資産で運用していく方法もありです。
資産運用の方法
資産運用というのはある目的のためにある時期までにいくら貯めるかという目標を定め、それに向けて金融商品の選択や売買のタイミングの決定、時損失のカットや資産の移し替えなどをしながら行っていくものです。
ここでは資産運用の初心者のために、基本的な方法や手段を紹介していきます。
目的に合わせたポートフォリオの構築
教育資金やマイホーム資金、老後資金など貯めたい金額の目的と必要となる時期に合わせて、ポートフォリオの構築をしなければなりません。
ポートフォリオとはどの金融商品にいくら充てるのか、どのような構成にすれば、目標の時期に目標金額が貯まるのかを考えて、何をどのくらい購入する、何にどのくらい預けるといったことを決めるものです。
ポートフォリオを構築するうえでは、世の中にどのような金融商品があり、どのような特徴を持っているのか、値動きの仕方やリターンを得られるタイミング、損失の可能性や元本割れリスクについても、しっかり学んでおく必要があります。
つまり、資産運用をするには、ただやみくもに話題になっている株を買ったり、仮想通貨に投資したりすればいいというのではなく、まずは勉強から始めるのが基本です。
世の中にある代表的な金融商品の特質とメリットやデメリットについて、学ぶようにしましょう。
年代や目的に合わせて構築したいポートフォリオ分散投資のすすめ
金融商品にそれぞれ特徴があり、値動きの仕方や殖え方、損失の出方や損失が出るシーンなども異なっています。そのため、同じ金融商品だけで運用をするのではなく、性質の異なる金融商品を組み合わせたポートフォリオを構築する分散投資がおすすめです。
たとえば、1つの企業の株式だけに投資をしたという場合、その企業の業績が悪化したり、倒産したりすることにでもなれば、せっかくのお金がなくなってしまいます。全体の何割を株式投資で行い、その中も1つの企業に偏らず、業種や規模など値動きの異なる企業の株を買うといったことを考えるのが、目標を達成するための資産運用においての必要な戦略となります。
また、同じ金融商品を買ううえでも一度にまとめて購入するのではなく、時間分散という投資手法を使うこともおすすめです。
時間分散とは値動きがある株式や外貨などを同じ時期に買わずに、毎月一定額ずつ購入して殖やしたりする方法です。株価が高いときには少ししか買えず、株価が低くなっている時期にはより多くの株式を買うことができます。
こうして長期的にコツコツ買っていくことでリスクが平準化され、高値で買い過ぎたり、割安な時期に買い逃がしたりすることなく、バランスのよい株式の買い方ができるというものです。
運用する資産の種類を知ろう
さて、これまでにもいくつか金融商品の名称や特徴を軽くご説明してきましたが、ここで世の中にはどのような金融商品があるのか、代表的なものとその特徴を見ていきましょう。
特徴や仕組み、リスクやリターンの生まれ方をしっかりと学ぶことで、その方の資産運用の目的や時期、必要な金額に合わせて適切な資産を選んで、バランスに優れたポートフォリオや、積極運用ができるポートフォリオの構築ができます。
普通預金と定期預金の違い
預貯金は基本的には1金融機関ごとに1000万円までは、銀行が経営破綻したとしても元本が保証されており、銀行が存続する限りは預けた元本が目減りする心配はありません。
あらかじめ定められた利息が付き、かつてのバブル景気の頃には高金利も期待できましたが、最近は微々たるものとなっています。なお、利息の20%が国税と地方税として自動的に徴収されるのが原則です。
この点、普通預金というのは皆さんが普段、お給料を振りこんでもらったり、キャッシュカードで必要なお金を引き出したり、クレジットカード代金や光熱費などを口座引き落としするための口座として使っているものです。
これに対して定期預金は一定期間の預け入れを条件に、普通預金よりは高い金利が設定されます。一定期間は3ヶ月といった短期から1年、5年、10年など様々あります。この間にお金が必要になって中途解約したとしても元本割れはしません。
ただし、中途解約利率が適用され、最初に約束された金利より利息が低くなってしまいます。普通預金は元本割れせず安全性の高い資産で、かつ、いつ引き出しても利息が悪くなったりすることもないので、流動性にも優れています。1ヶ月後に必要となる資金などを始め、万が一に備えていつでも引き出せるようにしておく資金の運用に向いています。
たとえば、ご自身や家族が病気になって入院した際の費用や、失業時の生活資金などを置いておくための口座です。
これに対して定期預金は期間が選べるので、何年後に必要となる資金に元本割れをさせずに安定的に準備したい場合に適しています。ボーナスを受け取ったときに1年後に使うお子様の入学資金のための資金を1年定期に預ける、10年後までに貯めたい住宅資金のうちポートフォリオの3割を定期預金にするといった方法が考えられます。
特徴としてはローリスク、ローリターンの安全性の高い資産にカテゴライズされる金融商品です。
債券とは
債券には日本政府が発行する国債や、地方公共団体が発行する地方債、民間企業が発行する社債を始め、海外の国が発行する外国債などもあります。
債券は発行者が債券を買ってくれる人から借金をするという仕組みで、一定の期間を定めて発行されます。
たとえば、10年債であれば、10年後に購入金額である貸し付けてもらったお金は元本丸ごと返すという約束がなされるとともに、その間に毎年2回程度、利払いがなされるものです。
これはお金を借りたことに対する利息の意味合いがあります。債券にも様々なタイプのものが登場していますが、基本的には一定期間が経過すれば、元本割れがなく、その間、利息も得ることができます。
途中で換金したいときには債券市場で売買ができますが、金利が高いときには安くしか売れず、金利が低いときには高く売れることが期待できます。途中の売買では、元本割れの恐れもあるので、基本的には何年後という目標に合わせた債券を購入するというのがおすすめの方法かもしれません。
なお、日本国や日本の地方公共団体であれば、一定期間経過後に元本が戻ってこないというリスクはほぼないですが、民間企業や海外の途上国や経済が不安定な国の債券は利息が高くて魅力的でも、財政破綻などにより元本が戻ってこないデフォルトのリスクもありますので気を付けましょう。債券はどの発行体の債券を買うのかにもよりますが、一般的にはミドルリスク、ミドルリターンや、ローリスク、ローリターンのものが多くなっています。
株式の特徴
株式とは民間企業が資金調達のために発行するもので、債券のように資金の貸し付けとは違って、民間企業は自分の資本として自由に活用できます。つまり、一定期間後に返す必要はないものです。
株式を買って株主となった方は保有をし続けることで、企業業績がいいときには利益の分け前として配当金を受け取ることができます。株主の出した資金を使って収益が上げられたので、その分け前をもらえる仕組みになっているわけです。
一方、出資した資金は返してくれとは言えないため、途中で資金が必要になったときには株式市場を通じて手持ちの株を売却する必要があります。株式の価格は企業の価値や業績、将来性などを通じて日々変動しており、日本企業の株式であれば、平日の朝9時から15時までの株式市場の取引時間中、刻々と変動を続けています。変動する理由は業績や将来性などを踏まえて株式を売りたいという人と、株式を買いたいという人の需要と供給の状態によって決まっているものです。
株式を使った資産運用をする場合は、中長期で配当を得ていくというインカムゲインを獲得する方法と、安く買った株式を価格が高くなったときに売るという売却益を得るキャピタルゲイン狙いがあります。
一方、業績悪化や経営悪化などで購入したときより値下がりしたり、場合によっては企業が倒産して、紙きれとなってしまったりすることもあるので気を付けなければなりません。特徴としてはハイリスク、ハイリターンの資産です。
1日内に買って売ってを繰り返すデイトレードの方法を始め、1ヶ月から1年程度保有して様子を見る短期投資、3年から5年ほどの中期投資、それ以上の長期投資などがあります。
期間が長くなるほど、インカムゲインも得ながら、最終的にはキャピタルゲインを取得するという資産運用ができます。なお、知識はノウハウがないと難しいですが、外国企業の株式に投資することも可能です。この場合、株式としての価格変動だけでなく、日本円との関係で外国為替の変動リスクもあるので注意が必要です。
投資信託の魅力
投資信託とは投資信託会社などが、投資家から資金を集めて、まとまったお金で株式や債券、預貯金や不動産などに投資を行い、得られた利益を半年に1度や年に一度配分するというものです。投資信託自体も日々値動きをしているので、出資をするために購入したときより高くなれば売って売却益を得ることもできます。
一方で、買ったときより値下がりするリスクや、投資信託会社の運用の失敗や経済環境などにより、配当金がまったく得られないという可能性もあります。
投資信託の仕組みは1人の資金ではできないことが、多くの投資家から少しずつ資金を集めることでまとまった金額になり、様々な金融商品への分散投資が可能となる点です。
投資家としてはわずかな資金しかなくても、株式や債券、外貨などへの投資ができるのと同じようなメリットが得られ、ご自身で戦略を建てたり、随時、株式市場で売買のタイミングなどを狙っていたりしなくても、投資信託会社の運用のプロフェッショナルが運用をしてくれるというメリットが得られます。
もっとも、プロに任せられると言っても、プロも失敗することがあります。
投資信託にも様々なタイプがあり、預貯金や債券などリスクの低い資産を多めに組み込んだものから、国内株式に投資する積極運用型、預貯金や国内外の債券や国内外の株式などにバランスよく投資するタイプなどがあるので、よく検討しなければなりません。
たとえば、教育資金のために投資信託で殖やしたいという場合、運用に失敗して資産が減ったからと言って、お子様が学校に進学する年齢を変更してもらうわけにはいきません。
そのため、リスクが低めの国内債券型やバランス型などの投資信託を選択するのがおすすめです。
これに対して、特に決まった予定がないけれど、余裕資金ができたので運用したいという場合や、もし増えたら海外旅行にでも行こうかくらいの必ずこうしたいという目的ではない場合なら、積極運用型も選べます。
また、20年後の老後に向けて一部を積極運用型の投資信託にするといったポートフォリオの構成も可能です。投資信託と言っても様々なタイプがありますので、よく内容を確認し、リスクやリターンについて理解してから、目的に合ったものを購入するのがおすすめです。
外貨投資による分散投資とリスク
外貨投資は今ではFXが一番の話題を集めていますが、外貨普通預金や外貨定期預金、外国債券や外国株式、外貨ヘッジのない外国株式型や外国債券型の投資信託などもあります。
外貨型の金融商品に共通する特徴は、為替リスクがあるということです。
預貯金や債券、株式といった金融商品特有のリスクやリターン、特徴に加えて、為替変動によって円高になれば価値が目減りし、円安になれば価値が増えるといった特徴があり、為替変動を利用して売買を繰り返している方も少なくありません。
外貨普通預金は円預金と同様、流動性はあるものの為替リスクがあるため、預け入れ時よりも円安になれば利益が出ますが、その逆に動けば元本割れを起こします。
外貨定期預金は一般的に日本の円定期よりも金利が高い傾向にありますが、やはり為替リスクがあるので注意しなければなりません。
FXは小口の資金でレバレッジを利かせた証拠金取引ができるのは魅力ですが、期待と逆の方向に動けば大きな損失も出るため、ハイリスク、ハイリターンの資産です。
流動性が低いミドルリターンの不動産
金融商品のほか、近年人気が高まっているのが不動産を使った資産運用です。
不動産を購入したり、手持ちの不動産を人に貸したりして賃料収入を得るのが主な目的でミドルリスク、ミドルリターンの投資と言われています。
バブルの頃には安く買って、高くなったときに売るというキャピタルゲインも流行っていましたが、今の時代は税金対策をしながら、老後の資金や生活資金の補填のために賃料収入を得ることを目的にします。
ただし、空き室リスクがあり、入居者が見つからないと賃料収入が得られません。そのため、賃貸ニーズのある物件を立地や環境、建物の構造や間取り、設備などを踏まえながら選ぶ必要があるでしょう。
今話題の仮想通貨への投資
近年、億り人などとして、生活にも困っていたようなフリーターや学生さんが仮想通貨取引を通じて、短期間億万長者に成りあがる現象が起きています。
株式や外国為替のように価格が変動しますが、特に24時間365日変動し続ける点で、朝も真夜中も関係なく相場をチェックしている方も少なくありません。
国や企業といった発行体の保証もなく、取引市場もしっかりと整備されていない現状がありますので、余裕資金でレジャー資金を稼ぐ程度のことはしても、大切な目的のために大口の投資をするのは避けた方がいいでしょう。
自分に合わせた資産運用を
金融資産の種類が分かって、取引の仕組みが理解できたとしても、ハイリターンの資産だけを狙っていけばいいわけではありません。
リスクが高い資産への投資ほど、余裕資金を充てる必要があり、毎月のお給料で生活費を節約しながらコツコツ貯めたい場合には、まずは積立定期などがおすすめです。
ある程度貯まって余裕資金となったところで、投資信託や株式などハイリターンの資産に充てるのがいいでしょう。余裕資金とは人にもよりますが、生活費の3ヶ月分から半年分を確保してもなお、ゆとりがある資金などと言われています。
同じ時期の同じ目標設定でも人それぞれ異なる
同じ時期に子供が生まれて同じ時期に学費が必要になるというご家庭でも、同じ方法で資産運用をすればいいかと言うと、そうではありません。
金融商品の知識が異なり、それまでの運用経験も異なるためです。
運用が初めての方がいきなり、ハイリスクの投資を始めれば、大切な資金を失う恐れがあります。
資産運用は単に目的や目標時期、目標額だけでなく、運用する人の知識などのレベルや経験も踏まえて行わなければなりません。
より効率的な資産運用のためには勉強と経験の積み重ねが必要
資産運用を始めるためには、まずは金融商品の知識と資産運用の基本を学び、まずは損失を出すか、失ってもいい金額から始めていきましょう。いかに勉強が足りないからといつまでも投資せずにいても、資産運用は身につきません。
やはり、インプットだけでなくアウトプットも大切です。
いきなり大きな損失を出さないよう、リスクの小さい金融商品から少しずつリスクの高い金融商品にステップアップをするか、小口の金額からノウハウが高まるに従って、少しずつ投資額を増やすようにしましょう。